企業セミナー

ランチョンセミナー

アジレント・テクノロジー株式会社

日時 10月26日(水)12:30 〜 13:20
演題 ペプチドの HPLC メソッド開発を加速し、AQbD に基づくソフトウェアとは
ペプチド分析で選択すべき HPLC カラムと、アジレントのカラムラインアップ
演者 鈴木 政明(クロムソードジャパン株式会社)
松下 邦明(アジレント・テクノロジー株式会社 アプリケーションスペシャリスト)
概要

ペプチドの HPLC メソッド開発を加速し、AQbD に基づくソフトウェアとは

ペプチド討論会において数々の HPLC メソッド開発のための効率アップを実現できるソフトウェアをご紹介して参りました。今回は環状ペプチドの AQbD に基づくメソッド開発をご紹介します。

ペプチド分析で選択すべき HPLC カラムと、アジレントのカラムラインアップ

ペプチド分析で選択すべき HPLC カラムは、目的、分析条件や検出法により変わります。今回はそれぞれの分析に適したアジレントの HPLC カラムを、分析例とともにご紹介します。


日本ウォーターズ株式会社

日時 10月27日(木)12:30 〜 13:20
演題 試験管内人工生合成で擬天然ペプチド薬剤候補をつくる
演者 後藤 佑樹(国立大学法人 東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻 生物有機化学研究室 准教授)
概要

我々は、試験管内で改変した人工翻訳合成と多段階な化学的/酵素的翻訳後修飾とを組み合わせることで、様々な修飾骨格を有するペプチドを生産する試験管内人工生合成系を開発してきた。この系では、遺伝子配列依存的に修飾ペプチドを発現合成できることから、薬剤候補ペプチドの大規模ライブラリーを簡便に構築し、新規生物活性ペプチドの開発に繋げられると期待している。本セミナーでは、ウォーターズ社の LC-MS システムの活用例を紹介しながら、DNA 鎖を加えてインキュベーションするだけで、天然物ライクな人工ペプチドを簡単に合成できる試験管内人工生合成システムの一例について紹介する。


CEM Japan 株式会社

日時 10月28日(金)12:30 〜 13:20
演題 【新製品】ペプチド合成装置 Liberty 2.0 シリーズと超高効率固相ペプチド合成法(UE-SPPS)
演者 村山 薫(CEM Japan 株式会社)
佐藤 公一(CEM Japan 株式会社)
概要

固相ペプチド合成法(SPPS)は、ペプチドを合成するための主要なツールである[1]が、カップリング及び脱保護反応後に何度も洗浄を行うため,大量の廃液が発生するという問題がありました。CEM 社は2014年に、カップリング反応後の洗浄工程をなくしたプロセスを開発しました[2]。さらに、カップリングと脱保護のステップを1つのポットにまとめ、各反応の間にドレインが不要になるように改良しました[3]。今回、より多くのステップを排除した改良型プロセスを発表します。今回のプレゼンでは、新プロセスの詳細と、1–42β-アミロイド合成等への応用例をご紹介します。

新プロセスの利点は、SPPS の廃液の大幅な削減に加え、サイクルタイムの短縮や生産コストの削減です。また、新プロセスはスケールアップ可能であり、cGMP 条件下でのペプチド生産にも適用可能です。

新プロセスは2022年度より販売開始しました Liberty Blue 2.0 で実施可能です。今回のセミナーでは新プロセスのご紹介を中心に、Liberty 2.0 シリーズの改良点(長鎖ペプチドの純度改良等)と CEM 社ペプチド合成装置に関するアップデートを発表いたします。

[1] J. Am. Chem. Soc. 1963, 85, 14, 2149–2154, [2] Org. Lett. 2014, 16, 940–943, [3] Methods Mol. Bio., 2020, 2103, 95