⽇本ペプチド学会名誉会員泉屋信夫先⽣(96 才)(元九州⼤学理学部・久留⽶⼯業⼤学・九州産業⼤学教授)におかれましては、昨年8 ⽉20 ⽇(⽇)にご逝去されました。ここに謹んでお悔やみ申しあげますとともに⽇本ペプチド学会会員の皆様にお知らせいたします。なお、告別式はご親族のご参列のもとに執り⾏われました。
泉屋信夫先⽣は⽇本ペプチド学会創成期の主要メンバーのおひとりで、ペプチド学会発⾜前から⾏われたペプチド化学討論会の第6 回(1968 年)、第16回(1978 年)、22 回(1984 年)を九州⼤学で主催されました。また、ペプチド合成化学者のバイブルともなった「ペプチド合成」(丸善、昭和50 年発⾏)及びその続編となる「ペプチド合成の基礎と実験」(丸善、昭和60 年発⾏)の出版に際し中⼼的役割を果たされました。ペプチドの液相合成あるいは固相合成を始める際にこの⼆冊をご参照された会員の皆様も多かったのではないかと拝察いたします。⽇本ペプチド学会に多⼤なご貢献をなされた泉屋先⽣へ⼼よりご冥福をお祈り申し上げます。
⽇本ペプチド学会
会⻑ ⾚路健⼀