日時
場所
世話人

岡元 孝二(九州工業大)

日本ペプチド学会主催の市民フォーラム2009を第46回ペプチド討論会の翌日の11月7日(土)に北九州国際会議場(北九州市小倉北区)で開催しました。本フォーラムは北九州市,(財)北九州産業学術推進機構,九州工業大学大学院情報工学研究院,九州工業大学大学院生命体工学研究科の共催で行われました。

本フォーラムでは北九州市の重点課題である環境及びペプチドと健康の関連を取り上げて,「環境にやさしく健康を守る万能素材 ― アミノ酸・ペプチド」をテーマにして,5人の専門家による講演及び会長メッセージが行われました。講演は西野憲和教授(九州工業大学)「ペプチドと酵素」,奈良岡 浩教授(九州大学)「宇宙とアミノ酸」,山岡 伸也研究員(㈱新菱)「バイオマスからの超効率的なペプチド生産」,児島 将康教授(久留米大学)「病気の治療に使われるペプチド」,藤井 紀子教授(京都大学)「生物界の右左—老化と D-アミノ酸」,相本 三郎会長(大阪大学)「ペプチド学会からのメッセージ」の6題であり,いずれも今回のテーマにふさわしく,市民にわかりやすくて興味深い講演でした。また会場からいくつかの質問があり,活発な市民フォーラムでした。

参加者は約100名でしたが,本フォーラムの小冊子を3,000部作製し,北九州市をはじめ,九州北部の市民に配布するとともに約180のマスコミ・大学・高校に郵送し,アミノ酸・ペプチドの紹介,啓蒙を図ることができました。