Accounts of Peptide Science Japan査読規程
- 第1条(目的)
本規程は、日本ペプチド学会が発行する学会誌「Accounts of Peptide Science Japan」に投稿された原稿(英文Accountと和文Account)の査読手続きおよび基準を定め、学術的品質の維持と向上を図ることを目的とする。
- 第2条(査読対象)
- 本誌に投稿された原稿は原則として査読を行う。
- 査読の対象となる原稿は投稿規程第3条(原稿の種類)に記載のある原稿種別に準ずる。
- 編集委員会は、学術的価値のある研究であるかどうかを判断し、掲載の可否を審議する。
- 第3条(査読者の選定)
- 編集委員長は、各原稿について担当編集委員を1名指定する。
- 担当編集委員は、投稿規程に基づき、ペプチド学会の正会員の中から査読者2名以上を選定し、査読を依頼する。
- 査読者は、当該分野に精通した専門家であり、利益相反のない者を選定する。
- 投稿原稿の著者に編集委員が含まれる場合、その者は当該原稿の査読および審査に関与できない。
- 第4条(査読の手順)
- 査読者は、指定された期限内に査読報告書を作成し、担当編集委員に提出する。
- 担当編集委員は、査読者からのコメントを整理し、投稿者に必要な修正を求める。
- 修正後の原稿は、査読者もしくは担当編集委員による再査読を行い、最終的な評価を決定する。
- 担当編集委員は、査読結果を編集委員会に報告し、編集委員会が最終的な掲載可否を決定する。
- 第5条(査読基準)
査読者は以下の基準に基づき、原稿の評価を行う。
- 学術的価値:ペプチド科学および関連分野の発展に寄与する内容であるか。
- 独創性:新規性があり、既存の研究と差別化されているか。
- 論理性:研究の目的・方法・結果の記述が明確で、一貫性があるか。
- 表現の適切性:適切な言語。図表・参考文献が使用されているか。
- 倫理的適正性:研究倫理と社会的倫理(社会的規範)に則り、適切なデータ管理と引用がなされているか。
- 第6条(利益相反の管理)
- 編集委員会は、査読者および投稿者に対し、利益相反の有無を確認し、必要に応じて開示を求めることができる。
- 利益相反に疑義が生じた場合、査読者の変更や査読プロセスの調整を行うことができる。
- 第7条(査読の機密性)
- 査読は匿名性を保持し、査読者の氏名は投稿者に開示されない。
- 査読過程で得られた情報は厳密に管理され、査読者および編集委員以外には共有されない。
- 査読者は、査読対象となった原稿に関して、第三者に情報を漏らさない。
- 第8条(査読結果と対応)
- 査読の結果は、以下のいずれかの評価として投稿者に通知される。
- 掲載可(修正不要)
- 修正後掲載可(軽微な修正を求める)
- 大幅修正後再査読(大きな変更が必要)
- 掲載不可(査読基準を満たしていない)
- 査読者間で意見が分かれる場合、担当編集委員および編集委員会の協議により最終決定を行う。
- 査読の結果は、以下のいずれかの評価として投稿者に通知される。
- 第9条(査読規程の改訂)
本規程の改訂は、編集委員会の議を経て、理事会の承認を得て行うものとする。