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向井 秀仁(京都薬科大)

2010年10月2日,日本ペプチド学会主催,市民フォーラム2010「健康を守り生命を支えるアミノ酸・ペプチド」を京都薬科大学愛学ホールにて開催致しました。本フォーラムは第5回国際ペプチドシンポジウムの一環で,文部科学省平成22年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(C)」支援事業として,京都府教育委員会,京都市教育委員会の後援ならびに日本薬学会,日本化学会,日本農芸化学会,日本生化学会の協賛のもとで開かれました。

本フォーラムは広く一般の方々にアミノ酸・ペプチドについてご理解いただくことを目的としておりますが,今回は特に医療・健康におけるペプチドの役割に焦点をあてて4人の先生方にご講演いただきました。日本ペプチド学会会長 相本 三郎先生(大阪大学)の開会の挨拶に続き,林 良雄先生(東京薬科大学)の「ペプチドとくすり」,小暮 健太朗先生(京都薬科大学)の「痛みのないペプチド医薬品の投与方法-電気の力でペプチドを皮膚から身体に送り込む-」,西村 明仁氏(協和発酵バイオ株式会社)の「今注目のアミノ酸オルニチン ~機能と食品への利用~」,藤田 裕之氏(日本サプリメント株式会社)の「食品由来のペプチドと健康」についてご講演いただいた後,最後に第5回国際ペプチドシンポジウム組織委員長 木曽 良明先生(京都薬科大学)に閉会の挨拶をいただきフォーラムを終了いたしました。また参加いただいた協和発酵バイオ株式会社ならびに日本サプリメント株式会社からはペプチド機能食品もご提供いただきました。

本市民フォーラムには一般の方々や学生などを含め70名程度お集りいただき,各講演とも白熱した質疑応答が行われ,一般の方々にペプチドについて,広く認識していただける良い機会となりました。